生産者:パラヘス・デル・バッレ

パラヘス・デル・バッレ "スペイン南東部のフミーリャに位置するパラヘス・デル・バッレ。 若干28歳の女性ワインメーカー、マリア・ホーバーが、若い彼女ならではの考え方、物の見方によって、ワイン造りを行っています。

フミーリャでは、80-90年の古木のモナストレル種の大部分がテラへ(地主がブドウ栽培家にブドウ畑を貸して収穫の7%を地主に賃料の代わりに返すというシステム)という 昔からの方法で維持・管理されています。 近年は多くの地主がより生産性の高いブドウ畑へシフトしていく傾向にありますが、栽培家が栽培したブドウを高く購入することにより、 栽培家の生活を助け、高品質なブドウの栽培、調達を可能としています。

標高約800mの高地に位置する畑は山々に囲まれた台地にあり、石や岩が転がっている石灰質土壌。ブドウは有機栽培て育てられています。 年間の日照日数が300日以上、年間降水量が約300mlという環境ですが、この土壌の保水性・水はけが彼らの樹齢が高いモナストレルには適度なストレスとなり、 素晴らしいブドウが造られ、その結果、高品質のワインが造られています。
 

パラヘス・デル・バッレのワイン
パラヘス・デル・バッレ パラヘス・デル・バッレ(白 泡 辛口)
PARAJES DEL VALLE 2018

希望小売価格: 1,900円(税込2,090円)        
アペラシオン:D.O. フミーリャ
モナストレル 100%
コンクリートタンクにて20-23度で発酵後、熟成


フレッシュで優しい赤系の果実、ミネラル、酸、きめ細やかなタンニンがバランス良く綺麗に絡み合い、 ついつい杯が進んでしまう心地良い味わい。 一般的には、パワフルな果実味、しっかりとしたタンニン、高いアルコールによって、濃く強いワインという印象を持たれがちなモナストレルのワインであるが、 若き女性ワインメーカー、マリア・ホーバーの手によって、見事に革新的で魅力的なワインとなっている。